以前に公開した鍼灸と遺伝子に関する記事の訂正です。(参照:「鍼灸に関する最先端の研究―鍼灸と遺伝子について―」)

間違いを訂正し、改めて鍼治療と遺伝子に関する最新の研究を紹介させていただきます。

1)筋肉の修復や肥大は、サテライトセル(筋衛星細胞)という修復・肥大を司る骨格筋の幹細胞が増殖することで生じます。
骨格筋幹細胞の増殖は、ミオスタチンという遺伝子により止められています。
つまり、ミオスタチンは無制限に筋肉が増えすぎることを防ぎ、筋修復などが必要な時だけ遺伝子のスイッチがOFFになり、その時だけ筋肉が増えるようにしています。

2)(運動などで筋肉が損傷をうけて)筋肉が修復・肥大するときにはミオスタチン遺伝子のスイッチがオフになり、筋肉が修復・肥大しない平常時はミオスタチン遺伝子発現がONになっています。

3) 鍼通電療法という電気を流す鍼治療がありますが、この鍼の電気刺激により、ミオスタチン遺伝子のスイッチがOFFになり、サテライトセルが増えて筋肉の修復・肥大が促進されます。

鍼治療について遺伝子という最先端の分野で研究が行われていることは、鍼灸師の私にとっても非常に驚くことでしたので、一般の方々を驚かすにはもってこいの内容だと思い、記事を書いたのですが・・・

内容が少し間違っていました。
今後は、「分かり易く」そして「正しい」情報であることに注意して書いていきます。

参考文献:全日本鍼灸学会雑誌 第57巻2号 2007年5月,特別講演 ゲノム医療時代の鍼灸に向けて―ゲノム医学からのエビデンス―,高岡 裕

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