今日は、郡山市並木の福島医療専門学校で開催された全日本鍼灸学会東北支部B講座に参加してきました。

全部で3講座でしたが、東京大学付属病院 粕谷大智先生の「糖尿病の足病変に対するフットケア-鍼灸治療の効果と実際-」が特に印象的でした。

これは知っておくべきという内容を簡単にまとめておきます。

【お灸の爪白癬に対する効果】
・爪上に透熱灸を行う方法の治療
・もぐさの精油成分による殺菌効果が白癬菌にも有効に作用(基礎的な研究済のようで、写真付での説明でした)
・灸の熱で爪の蛋白質が熱変性し、白癬菌の栄養に適さない状態になり、白癬菌の成長を阻害
・抗真菌剤の服用が困難な爪白癬患者の治療の一選択肢になる

【神経障害に対する鍼治療の効果】
・末梢神経に対する鍼刺激で神経根部の血流が促進される。
・脊柱管狭窄症患者に許可を得て、手術時に神経根を露出した状態で末梢部に鍼刺激を行い、実際に確認済み。(動画あり)
・糖尿病性神経障害に対しては、痛覚過敏期にはアルドース還元阻害剤と同等の効果が確認済みだが、それ以外の病期にはあまり効果的ではない。(効果的ではないのは、薬物療法でも同じだそうです。)

また、医療機関での鍼治療を普及させるには、他の医療職を納得させるために具体的なリスクマネジメントを準備しておくべきとのことでした。