9月23日(日)は、福島県鍼灸師会青年委員勉強会に参加しました。内容は①コメディカルのための救急法、②筋・骨格系のキネシオロジー(腰痛)の2題でしたが、今日は救急法について書いておきます。

『コメディカルのための救急法』は、国際メディカルテクノロジー専門学校の佐藤武諭毅先生を講師に迎え、心肺蘇生法の実技を中心とした内容でした。

郡山市では、心肺停止状態での救急搬送が年間370件あるが、このうち歩いて病院を出られるのは7名で、その他の方々は亡くなってしまうか、重い後遺症が残るそうです。

救急車の出動件数が増え、到着時間が年々遅くなっている現状で、心肺蘇生法は誰しもが備えておくべき技術だと言えます。また、定期的に復習するべきですね。

今回学んだ内容を以下に書き残しておきます。

<<心肺蘇生法>>

1.胸骨圧迫

・胸の真ん中を「強く・早く・絶え間なく」圧迫する
※具体的に…
圧迫の早さ 1分間に100回以上のペース
圧迫の深さ 成人5㎝以上
圧迫回数 30回
ポイント
・肘を真っ直ぐに伸ばして圧迫
・垂直に圧迫
・手のつけ根部分で圧迫
・圧迫を緩めるときは胸がしっかり戻るまで
・疲れた場合はすぐに交代する

2.人工呼吸(口対口人工呼吸)

・気道確保(頭部後屈顎先挙上法)
⇒気道確保をおこなうことにより肺に空気を入れやすくする

・人工呼吸
①気道確保したまま傷病者の鼻をつまんでふさぐ
②口で傷病者の口を覆い、空気が漏れないようにして空気を吹き込む
1回1秒の吹き込みで2回実施(数秒にわたって長く吹き込むと、胃に空気が流入し、嘔吐につながるので注意)

ポイント
・人工呼吸に失敗した場合は胸骨圧迫に戻る(人工呼吸にこだわらない!!!
・人工呼吸中は胸骨圧迫が中断してしまうので中断時間はなるべく短くなるようにする。
・傷病者の口から出血・嘔吐がある場合は、人工呼吸を省略しても構わない。

3.AEDの使用方法

①AEDの電源を入れる
②ケース内の電極パッドを装着
③音声ガイダンスに従う(自動解析スタート)
④電気ショックボタンを押す
⑤すぐに胸骨圧迫を行う

ポイント
・AEDは自動解析する(2分:約5サイクル)ので音声に従う
・特殊な状況かでの使用を考える
(1)胸毛が生えている⇒パッドを強く押さえつける⇒胸毛除去
(2)胸がぬれているとき⇒パッド装着部をタオルで拭く
(3)ペースメーカーが装着されている場合⇒2㎝以上離して貼る
(4)アクセサリーがある場合⇒胸部にかからない様に外すorずらす
(5)貼付剤が装着されている場合⇒貼付剤を剥がしてタオルで薬を拭く

<<心肺蘇生法の流れ(G2010版)>>

※AEDあり

傷病者発生

1 周囲の安全の確認

2 反応の確認

3 助けを呼ぶ(119番とAED)

4 呼吸の確認

5 胸骨圧迫<<30回>>

6 人工呼吸<<2回>>

7 AEDの電源を入れる

8 電極パッドを貼り付ける

9 解析後、ショックボタンを押す

10 5と6を繰り返す (5、6,9の繰り返し)

11 救急隊に引継ぐ

※AEDなし

傷病者発生

1 周囲の安全の確認

2 反応の確認

3 助けを呼ぶ(119番とAED)

4 呼吸の確認(胸と腹の動き)

5 胸骨圧迫<<30回>>

6 人工呼吸<<2回>>

7 5と6を繰り返す

8 救急隊に引継ぐ