8月5日(日)に福島県鍼灸師会の夏季学術講習会があり、その中で我々の法的立場について考えるワークショップが行われます。

議論の軸となる考え方を整理するべく、当日使う資料とは別に個人的にある資料へ目を通したので、折角なのでまとめてみます。

資料の中には、「専門職(profession)と公共性」とありました。
そこでは、「専門職とは当人の自己利益・私的利益よりもまずクライエントという他者の利益を優先すべきであるという規範が制度化された職種」だと書いてあります。我々鍼灸師も法的立場を語るなら、(鍼灸師ー患者間のミクロな関係だけでなく、もっと広い意味で)専門職としての立場を明確化していきたいものですね。

また、専門職の4つの特性については以下のように。

  1. 長期の訓練によって獲得された専門的技術(体系的な理論的知識)
  2. 特別の責任感情(倫理綱領)
  3. 専門職団体の結成
  4. 固定報酬制度(非利潤追求)

これらは、我々の職種も概ね条件を満たしている気がするので「鍼灸師も専門職だ」言ってしまいたいが、ちょと待った。4についてはまだ全然です。常識的に考えて24時間「非利潤追求」ではいられないわけです(自ら経営者ならなおさら)が、「非利潤追求」のマインドセットで語るべきTPOと、「利潤考慮」のマインドセットで語るべきTPOの区別がゴチャゴチャになること多々ありです。この点は今回の議論でも明確に線引きしなければいけません。

あと、他のセクションですが、「公共」と「私共」という興味深い語句がありました。
「公共」・・・他者に開かれた「共」
「私共」・・・親密な間柄の中での「共」
ということです。これって区別しないと普段曖昧になっていること。「みんなのため」とか言っても、「みんな」の範囲が違ってると意味が全然変わってくるってことでしょう。
今回おこなう議論でも「公共」で出発して、いつのまにか「私共」になることもあるかもしれません。要注意ですね。

議論のスジを立てたいを思ってこんなことを書いてみましたが、こんなんで上手くいけば苦労はないですね。