治療を受ける際の服装 ~Tシャツ、ハーフパンツでOK~

「治療の時は裸になるんですか?」 ⇒ 「いいえ、服を着たままで大丈夫ですよ」
「下着姿で大丈夫ですか?」 ⇒ 「いいえ、半袖とハーフパンツで大丈夫です」
「下着はつけててもいいんですか?」 ⇒ 「もちろんです。服も着たままで大丈夫です。」

これらは、はじめて鍼灸治療を受ける女性の方からお問合せを頂いたときのやり取りです。質問されるのは一部の方ですが、他の方々も多少なりともこういう不安を感じているのだと思います。不安を解消できるように、このページでは治療時の服装や肌の露出について説明します。

※なお、治療時の服装に関する不安は、女性の方がほとんどですので、女性を対象に説明します。

治療で使うツボの位置と体の露出

治療の手順をたどりながら、ツボの場所と体の露出について説明していきます。
当院の鍼灸治療は、普通「仰向け⇒うつ伏せ」の順序で行います。

仰向け

仰向けでは、主に腕・脚・お腹のツボを使います。

    • 手の甲から手首・肘・肩のツボをよく使います。
    • 肘から先のツボだけの場合は、長袖でも肘まで捲れば治療できます。
    • 肩関節のツボを使う症状の場合は、半袖に着替えてもらっています。
    • 一番よく使うのは、膝から足首にかけてのツボです。膝から下のツボはズボンを膝まで捲って治療します。
    • 太もものツボを使う場合もあります。そのときはハーフパンツに着替えてもらっています。
    • タイトなズボンの場合はハーフパンツに着替えてもらっています。
  • 腹部
    • お臍の周りのツボをよく使います(臍の周囲4~5センチ程度)。
    • 肋骨の下縁や、みぞおちにあるツボを使うこともあります。
    • 肋骨の下縁やみぞおちのツボを使う際、Tシャツを少しまくってツボの部分を見えるようにして治療します。
    • お臍の下にあるツボも、お臍の下4~5センチ程度なので、ショーツの上縁くらいの場所です。ヘソ近くまで隠れるガードルなどはツボが見えるように少しずらす場合があります。ずらす際も全体をずらさなくてよいように、クリップで留めてツボの場所だけが見えるようにしています。
  • バスタオル
    • 仰向けで鍼を刺し終えたら、そのまま10~15分間の置鍼(「ちしん」:ハリを刺したまま数分間留め置くこと)を行います。その際、胸~お腹・太ももにはタオルをかけます。(冬は腕や足もタオルで覆います)

うつ伏せ

うつ伏せでは、主に首から肩甲骨・背中から腰・膝裏からふくらはぎのツボを使います。

  • 首~肩甲骨:後頭部から首にかけてのツボと、肩甲骨のツボは肩こりには必須の場所です。通常は、Tシャツを首のところまでまくり上げて、肩甲骨を露出した状態で治療します。
  • 背中から腰:上記にある通り、Tシャツまくり上げて露出した状態で、背中から腰にハリをうちます。
  • バスタオル:仰向けと同じように、ハリを刺し終えたら、背中~太ももをタオルで覆って置鍼します。(冬は足先までタオルで覆います。)

背中の露出について

うつ伏せでは、肩甲骨~腰までのツボを使うことが多いので、Tシャツの場合は裾を首のあたりまで捲り上げて、背中全体が露出した状態になります。(ハリを刺す時は露出していますが、ハリを打ち終えたらタオルで覆っています)

Tシャツの背中側を捲ったらすぐにバスタオルで覆って、タオルの位置を動かしながらツボの場所を見えるようにして治療します。ハリを刺し終えたら、背中~腰全体をタオルで覆います。

タオルを使って露出に気を使いながら治療していますが、それでも女性にとっては気になると思います。「これじゃ、ほとんど裸と同じだわ」と仰る方もいました。

背中の露出が気になる方は、キャミソールタイプのインナーをTシャツの中に着ると背中の露出が少なくなります。キャミソールは肩甲骨が表に出ているので、背中全体を露出しなくても治療できます。キャミソールを中に着ていると背中の露出をあまり気にせずに治療を受けられると思います。

※ただし、肩甲骨が表に出ていないタイプのインナーの場合、そのままの状態では治療しにくくなり、裾から首まで背中全体を捲り上げる状態になってしまうのでご注意ください。

◆半袖Tシャツとハーフパンツの貸し出し◆
当院では半袖Tシャツとハーフパンツをお貸ししています。

◆ご自分で治療用の着替えを用意される場合◆
ご自分のものを用意して治療前に着替えても結構です。症状の場所によって、捲ったりたくし上げたりするので、ピタッとしたタイトなものや伸びて困るものは避けて、ゆったりしたもの伸びても平気なものをご持参下さい。