帯状疱疹

水痘に罹り治癒した後、水痘ウイルスは神経の中に潜伏します。帯状疱疹では、高齢や免疫低下にともなって水痘ウイルスが再活性化し、知覚神経に沿って皮膚に水疱でき、その部位に神経痛が発生します。抗ウイルス薬の投与により水疱はかさぶたになり治癒します。

帯状疱疹後神経痛

帯状疱疹の水疱が治癒した後に、神経痛の痛みが残る場合があり、これを帯状疱疹後神経痛と言います。皮膚症状が重いほど、また高齢なほど、帯状疱疹後神経痛が残ります。水疱が治癒した後の神経痛には抗ウイルス薬ではなく、神経痛に対する治療が必要になります。一般医療ではペインクリニックなどの専門です。

帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛の鍼灸治療

帯状疱疹の治療はまず病院を受診して、抗ウイルス薬を投与してもらうことが第一です。顔の三叉神経領域・目・耳の中など、他の症状・重篤な症状に繋がる場所もあるので、病院で診てもらうことが重要です。

帯状疱疹後神経痛に対して鍼灸治療は有効です。また、水疱が治る前の段階でも、鍼灸治療を受けたほうが帯状疱疹後神経痛に移行しにくいように感じます。帯状疱疹後神経痛の予防のために、予め治療を受けて備えるのも有効だと考えています。

鍼灸治療と免疫に関して、基礎研究では免疫機能向上を示唆する様な研究結果があります。帯状疱疹と帯状疱疹後神経痛に対して、鍼灸による免疫機能向上が関与しているかもしれません。また神経内血流の促進で治癒が促されるかもしれないと考えています。