月経随伴症状(生理痛・月経困難症・月経前症候群・月経前緊張症)

月経随伴症状とは、月経前や月経中の不快な症状の総称です。腹痛、腰痛をはじめ、乳房が張る、眠くなる、イライラする、倦怠感、肌荒れ、下痢、便秘など、人によって様々な症状があります。

月経前や月経中、またはその両方の時期に繰り返される腹部痛・骨盤痛・頭痛・下痢・発熱・悪心嘔吐などの症状を月経困難症といいます。また月経開始の1週間~10日前(月経周期の黄体期)に日常生活に影響を及ぼす身体的・精神的症状を伴う周期性の症候群を月経前症候群(月経前緊張症)といいます。

月経困難症

月経困難症には、原因となる器質的疾患のない原発性月経困難症と、原因となる器質的疾患のある二次性月経困難症があります。治療では、プロスタグランジン合成阻害剤、非ステロイド性鎮痛薬などの薬物療法がおこなわれます。二次性月経困難症では、原因疾患に対する治療が必要です。

月経前症候群・月経前緊張症(PMS)

月経前の黄体期(月経前7~10日前)に日常生活に影響を及ぼす身体的・精神的症状のことです。月経開始とともに症状が改善するのが特徴です。

  • 身体症状・・・乳房の緊張、お腹の張り、頭痛、手足のむくみ など
  • 精神症状・・・抑うつ、怒りっぽい、イライラ、不安、集中力低下、情緒不安定 など

治療では、ホルモン療法、鎮痛薬による対症療法、精神症状に対する向精神薬、漢方薬、食事療法などがおこなわれます。

月経随伴症状に対する鍼灸治療

月経に伴う症状に悩む女性は全体の60%にのぼると言われています。鍼灸が症状緩和に役立つことはほとんど知られていません。

月経随伴症状は、さまざまな種類の症状がありますが、各症状に対して対症的に治療することが可能です。器質的疾患がある場合は、医療機関でその疾患に対する治療が必要となりますが、器質的疾患を持つ方であっても、鍼灸治療によって月経に伴う症状が軽減する場合があります。

器質的疾患の有無にかかわらず、月経に伴う不快な症状を軽減させて、楽に過ごすための治療法として試してみてはいかがでしょうか。