不妊

【男性】不妊の鍼灸治療を解説

更新日:

当院公式サイトの「妊活・不妊の鍼灸~男女とも対応~」について、このページでは男性の場合に絞って、深掘り解説します。

病院と鍼灸院

はてな

病院と鍼灸院はどちらが先ですか?

まず病院を受診して下さい。

精液検査で濃度や運動率に問題がある(毎回でなく、上下する場合でも)場合や、性機能に問題がある場合は、ご相談下さい。

 

男性不妊に対する鍼灸の効果

はてな

男性不妊に対する鍼灸の効果はどういうものですか?

精子濃度と運動率

  • 足や仙骨のツボに対する鍼通電の刺激により、精子濃度と運動率を上昇することが分かっています。
  • これについて、基礎研究により効果の出る仕組みも分かっています。

当院ではこの手法を利用して治療を行います。

ただし、男性不妊の方に対する治療は、まだ十分なデータは集まっておらず、効果の出る方と出ない方の違いはよく分かっていません。

当院の経験からは、精子濃度が極端に低い方は、十分な効果は出にくいようです。ただし、これも多くのデータを集めた結果ではないので、まだはっきりしていません。

 

勃起障害

EDは原因から器質性、心因性、混合性の3つに分けられます。

  • 過去の報告から、仙骨の鍼通電刺激が、上記3つのいずれの場合も一定の効果が期待できると考えられます。
  • 症例数の少ない報告であるものの、心因性、糖尿病性、神経因性といった一見難しいものでも、一部は効果があったと報告されています。
  • また、基礎的な研究により鍼の刺激で勃起機能が改善する仕組みも明らかになっています。

当院では、この知見に基づいて勃起機能改善と膣内射精障害の治療をおこなっています。

 

WHOの基準と鍼灸治療

はてな

精液検査がWHOの基準をこえていれば、鍼灸治療は不要ですか?

WHOの基準は、自然に妊娠するギリギリのラインと考えられています。よって、基準前後であれば十分だとは言えません。

とくに、奥様に年齢などの妊娠の確率を低くする要因があるのであれば、男女双方の要因が重なり、妊娠までの期間が長くなると考えられます。

したがって、WHOの基準を下回っていなくともそれに近い場合や、毎回ではなくても精子濃度や運動率が低い場合は、鍼灸治療もご検討下さい。

 

精液検査の値が上下する場合

はてな

精液検査で数値が上下しています。良いときがあるので鍼灸は不要ですか?

値が上下するのであれば、鍼灸をおこなうことで数値が安定することも期待できます。

 

奥様が不妊治療を受けている場合

はてな

妻が不妊治療中の場合は、私は鍼灸を受けずに様子をみておいたほうがいいですか?

いいえ、むしろ一緒に治療を始めることをご検討下さい。

妊娠の確率を上げる可能性があるものは可能な限り取り入れたほうがいいです。

 

男性不妊の鍼灸に対する年齢の影響

はてな

年齢は鍼灸の効果に影響しますか?

これについてはデータがないのではっきり分かりませんが、

女性の卵子とは異なり、精子は年齢を重ねても作られるようにできているので、高齢の男性でも治療を試す価値は十分にあると考えています

 

治療の部位

はてな

どこのツボを使って治療しますか?

鍼灸は自律神経反射を利用した治療法です。生殖器は男女とも同じ脊髄分節高位の自律神経支配を受けていますので、男女とも同じような部位に治療を行います。

仰向け

  • 下肢や鼠径部のツボに鍼通電療法を行います。
  • 自律神経や血管の通り道に偏光筋赤外線治療器(スーパーライザー)を照射します。

うつ伏せ

  • 腰から仙骨部のツボに鍼通電療法を行います。

ポイント

  • 仰向けで行う下肢の鍼通電療法は、精子濃度の改善の作用が明らかになっているツボを使います。
  • うつ伏せで行う仙骨部の鍼通電療法は、精子の運動率改善と勃起機能改善の作用が明らかになっているツボを使います。

 

-不妊

Copyright© はりきゅう今泉治療院の鍼灸ノート , 2019 All Rights Reserved.