不妊

【女性の場合】不妊に対して鍼灸で期待できる効果

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女性の不妊症に対して鍼灸で期待できる効果について、お体の状態や背景、治療内容などに分けてご説明します。

鍼灸で期待できる効果

採卵成績の改善

  • 鍼灸治療を始めてから数ヶ月後(最短で3ヶ月間以上)から、受精卵の生育結果に変化が現れることが多いです。(年齢など個々の状態で効果の現れるまでの期間は異なります。)
  • 移植できる胚の数が増えたり、移植まで至らなかった方が移植できるようになるという変化が見られています。
  • これは、鍼灸の卵巣を栄養する動脈を拡張する作用により、卵胞の成長が促されていると考えています。

子宮内膜の厚みの増加

  • 着床に必要な子宮内膜の厚みは最低7~8ミリと言われています(異論があり定まってはいない)が、不妊治療をおこなっている方のなかには、内膜が十分な厚みに至らない方もいます。
  • 鍼灸治療始めると、鍼灸内膜が十分な厚みを持ち、さらに3層構造になりやすくなります。
  • 治療開始から1ヶ月半や2ヶ月で変化が現れています。(病院の診察内容の伝聞ですが、非常に多くの患者さんから聞いています。)

排卵が定期的に訪れる

  • クロミッド等で排卵を誘発している周期でも、排卵が遅れる方が時々いらっしゃいます。
  • こういう方の場合は、鍼灸をおこなったほうが、排卵がきちんと訪れやすいという傾向があります。

多嚢胞性卵巣症候群

  • 上記で、鍼灸をおこなったほうが排卵しやすくなるという傾向を書きましたが、排卵が極端に遅れる多嚢胞性卵巣症候群ではどうかというと、鍼灸で多嚢胞性卵巣症候群を改善するほどの効果はありません。
  • 病院でお薬をもらって対応するのが現実的です。
  • なかなか妊娠しない場合は

高プロラクチン血症

  • 高プロラクチン血症は、ストレス等による場合もあり、鍼灸で改善の可能性があるという考えありますが、実際には、病院で薬をもらって対応していただくようになります。
  • それでも、なかなか妊娠に至らないのであれば、高プロラクチン血症だけが妊娠を妨げているのではなく、卵巣予備能の低下なども絡んでいると思われます(ほとんどはこういうケースと思われます)。この場合、鍼灸による卵巣や子宮内膜への作用でお手伝いできると考えています。

卵管因子による不妊

  • クラミジア等の感染症にかかったことのある方や、腹部手術を過去におこなった方などに、卵管因子による不妊症の可能性があると言われています。
  • 鍼灸で対応できないこと:卵管因子による不妊の場合、これ自体を鍼灸で改善することはできません。
  • 鍼灸で対応できること:卵管因子による不妊の場合、病院では体外受精となるでしょう。体外受精であれば、卵巣と鍼灸内膜への作用でお手伝いできると考えています。

排卵因子による不妊

  • 稀発月経やその傾向がある方の場合、鍼灸によって排卵の周期が安定することがあります。
  • ただし、実際に鍼灸を利用する場合は、卵子の生育と子宮内膜環境を整える作用を期待して、妊娠の確率を上乗せできれば、というのが現実的な考え方です。
  • 当院の症例では、鍼灸治療をお休み中に、凍結胚を移植する周期でクロミッドを飲んでいても排卵が予定通り来ないために移植がキャンセルになり、鍼灸治療を再開したところ排卵があり移植できたというケースがありました。これですぐさま妊娠ではありませんが、細々としたところでも鍼灸を併せておこなうことのメリットを感じます。

卵巣予備能の低下

  • 不妊治療をおこなっている方の多くは、30代中頃以降の方であり、卵巣予備能の低下が最も重要な因子であると言えます。
  • 30代後半以降の方でも、鍼灸治療を始めてから体外受精で採卵成績が改善することが多くあり、卵巣予備能の低下に対して、効果が期待できると感じています。
  • 体外受精の胚を千個単位で統計的に集めたデータを見ると、やはり若い方のほうが鍼灸による改善度合いが大きく、年齢が増すにつれて改善度合いが小さくなるようです。
  • 年齢による効果の違いを考えると、なるべく早く始めたほうがいいと考えています。

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