鍼灸を受けるのは「急な痛みで困った!」という時だけだと思っていませんか?
鍼灸は急なトラブルだけでなく、慢性の不調・不具合にも対応できます。また、メンテナンスによる予防・体調維持や、疲労回復もお任せ下さい。
目次
急なトラブルに対応|筋肉や関節の急な症状は、ハリ治療の得意分野

腰痛、坐骨神経痛、寝違え、五十肩など、運動器系の症状(筋肉や関節に起因する痛みなど)を中心に、急なトラブルに対して鍼灸で対応できます。
これらの中で最も多い腰痛では、施術回数は平均3回くらいです。
回数や期間は、体の状態で異なりますが、はじめに短いスパンで施術し、良くなってくるにしたがって、間隔をあけていく場合が多いです。
なお、運動器系以外の不具合であれば、まずは病院を受診して、原因をきちんと診てもらって下さい。
その上で、病院と併用して鍼灸も行いたいときはご連絡下さい。
慢性症状の長期的な治療

慢性の不調・不具合でお悩みでも、定期的な施術を続けることで改善する場合があります。
当院で力を入れている不妊症(男女とも)はこれに該当します。
他に、アトピー性皮膚炎、過敏性腸症候群、顔面神経麻痺の慢性期なども鍼灸で対応しています。
長期的に続ける場合の施術頻度は、概ね週1回のペースを基本として、状態に応じて週2回くらいまで増やす時期もあります。
各々の状況で異なりますので、ご相談下さい。
メンテナンス|再発予防と体調維持

お体が改善した後は、再発予防と体調維持のためメンテナンスがおすすめです。
【メンテナンスの例】
- 腰痛や椎間板ヘルニア:背中・腰・股関節・太ももが固くなりやすい方が多く、固くなった筋肉を定期的にほぐしておくと、再発しにくいです。
- スポーツ傷害:オーバーワーク(使いすぎ)により痛みが出ているケースが多いです。ストレッチ等のクーリングダウンをおこなっても疲労の蓄積は防げない部分があります。鍼灸は固くなった筋肉を効果的に弛緩させ、負荷の蓄積を防げます。
- ストレスによるもの:ストレスで悪いところが出る方も、メンテナンスで体調を維持することができます。
メンテナンスの頻度・回数
メンテナンスは、月1回~2回の頻度で行うことが多いです。
とはいえ、予めペースを決めているわけではなく、体調や体の変化をみながら調整しています。
例えば、週1回の施術を続けてきて改善した方の場合、
間隔を開けて2週に1回の頻度(月2回)にして、様子をみて悪化しないことが確認できたら、3週に1回→月1回という具合で、治療の間隔を少しづつ広げていくことが多いです。
疲労回復の施術

鍼灸は「仕事の疲れ」「日常生活の疲れ」「スポーツの疲れ」などに対して、疲労回復の目的で受けることもできます。
鍼灸の様々な作用が、疲労回復に有効です。
硬い筋肉を柔らかくほぐす作用は、スポーツの疲れにも良いですし、肩・背中・腰などのコリや張りにも良いです。
自律神経を介して内臓の働きを調整する作用は、胃腸をよく動かして消化吸収を良くしたり、夜の眠りも深くなり、疲れがよく取れます。
2ヶ所以上の部位を同時に施術
また、鍼灸では複数の悪い部位を同時に施術できるというメリットもあります。
例えば、
- 首と腰を同時に施術
- 耳の不具合と頻尿を同時に施術
- 膝と手首を同時に施術
というように治療できます。
実際に、当院では半数以上の方が一度の治療で2ヶ所以上の部位の施術を受けていると思います。
調子の悪いところが複数箇所ある方は、遠慮なさらず仰って下さい。
症状が2か所以上のとき、施術メニューの選び方|2022年5月から
症状別のコースに当てはまる症状があれば「症状別コース」をお選び下さい。当てはまらない場合、初めてであれば「初回コース」、2回目以降は「シンプル50」「ロング80」でご予約下さい。施術メニュー|2022年5月1日から
なお、4月末までは「初回 鍼灸」「2回目~ 鍼灸」をお選び下さい。