このページを開いている方は

  • いま腰が痛くて困っている
  • 鍼灸を腰痛治療の候補として考えている
  • けれども、鍼灸を受けたことがなくて、どうしようか悩んでいる

というような状況ではないかと思います。

「鍼灸は、腰痛の時に安心して利用できるものだ」と理解できるようにご説明していきます。

腰痛に対して鍼灸はどのくらい利用されているか?

腰痛で鍼灸を受けて大丈夫ですか?

すでに多くの方が、腰痛で鍼灸治療を利用しています。下のグラフをご覧ください。

通院患者の主訴のグラフ
高野道代・他(2005)「鍼灸院通院患者の鍼灸医療に対する満足度に関する横断研究」,『全日本鍼灸学会雑誌』52(5),p.562-574,全日本鍼灸学会

これは、鍼灸院に通院する患者さんの主訴をグラフにしたものです。

最も多い症状が腰痛で、患者さん全体の59.8%となっております。

どの鍼灸院でも大抵は腰痛を最も多く治療していますので、安心して鍼灸を利用して下さい。

腰痛治療の上手な鍼灸院

腰痛治療の上手な鍼灸院はどのように見分ければよいですか?

上のデータから「腰痛=それぞれの鍼灸院が最も多く治療している症状」だと考えられます。鍼灸師は誰もが腰痛治療に習熟しています。

ウェブサイトなどで「この先生は優しそうで行きやすい」「近所ですぐ行ける」「女性スタッフもいて安心」「夜◯時まで受付なら、私も行ける」という選び方で大丈夫です。

鍼灸で効果のない場合

鍼灸で効果のない腰痛はありますか?

骨粗鬆症の方の激しい腰痛は、病院へ

高齢女性に多い骨粗鬆症では、椎体圧迫骨折が起こりやすいです。椎体圧迫骨折は、背骨の椎体が縦方向の力で潰れるようにして骨折するものです。

  1. 骨粗鬆症の方で
  2. 背中から腰に強い痛みがあって、起き上がったり立ち上がったりするのに非常に時間がかかるほど

これら2つの条件を両方満たすときは、鍼灸院ではなく病院へ行って下さい。

病院と鍼灸院どちらが先?

腰痛のときは、鍼灸院の前に病院へ行ったほうが良いですか?

病院へ行かずに、先に鍼灸院へ来ても問題ありません。

上で「鍼灸で効果のない腰痛」のことも書きましたが、こういった腰痛であっても、鍼灸院では丁寧に診て判断しています。

万が一、鍼灸院で治療ができない腰痛であれば、その時点で病院へ行くことをおすすめしていますので、ご安心下さい。

※鍼灸院で治療できない腰痛はまれです。

先に病院へ行ったのですが鍼灸治療はできますか?

先に病院へ行った場合や、薬をもらっていても、鍼灸治療は受けられます。

急性の腰痛、慢性の腰痛

急性の腰痛は、鍼灸で治療できますか?

治療できます。

慢性の腰痛は、鍼灸で治療できますか?

治療できます。

過去にヘルニアと診断された

過去にヘルニアと診断されました。私の腰痛には鍼灸は効きませんか?

今の症状があくまで腰痛であれば、過去の椎間板ヘルニアのせいで鍼灸が効きにくいと感じたことはありません。

まず、一般的な腰痛と椎間板ヘルニアは、違うものです。

  • 一般的な腰痛・・・痛みは腰から殿部の範囲
  • 椎間板ヘルニア・・・太もも、足のほうまで痛みやしびれなどの症状を伴う

今の症状が腰から殿部の範囲であれば「腰痛」として治療しますし、一般的な腰痛と同じように効果が得られます。

もし、太ももや足の方まで症状を伴う場合は、腰痛として治療するのではなく、原因を探して原因に応じた治療を行います。

治療の間隔

腰痛は、どのくらいの間隔で、治療を受ければいいですか?

仕事や生活に支障が出るような腰痛であれば、短い間隔で続けて治療したほうが、短期間で改善します。連続で治療しても大丈夫です。

自力で車に乗るのも難しいほどであれば、結構な日数を要しますが、

車に乗って来院するのが支障ない程度であれば、多くても3~4回くらいで治療が終了しています。

自分で行うツボ押しやお灸の効果は?

腰痛になったとき、自分でツボを押したり、ドラッグストアで売っているお灸をするのは、効果的ですか?
いま腰痛で困っているのなら、ほとんど効果はないと思います。痛みがない時に疲れを取る目的で利用するのが良いでしょう。

治療で使うツボ

腰痛の治療は、どこに鍼や灸を行いますか?

うつ伏せでは、背中から腰の背骨の左右、殿部、ふくらはぎのツボに行うことが多いです。

症状によっては、仰向けで足やお腹のツボを使うこともあります。横向きに寝た姿勢で腰や殿部のツボに鍼や灸を行う場合も多いです。