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はりきゅう今泉治療院の【ストレートネックに対する針灸】

ストレートネックに対する針灸 はりきゅう今泉治療院
imaizumi

ストレートネックとは

ストレートネックとは、頸椎(首の骨)が真っすぐになっている状態のことで、様々な症状の原因になると考えられています。

首こり、肩こり、めまい、頭痛、耳鳴り、眼精疲労など、ストレートネックが関わる症状や病気には様々なものがあります。

ストレートネックは、正式な医学用語ではありません。しかし、整形外科で頸椎のレントゲン写真をもとに「ストレートネック」と指摘する医師も多く、「医学的に問題のある状態」と認識されているようです。

最近は「スマホ首」という別名でも呼ばれており、顔を下へ向けてスマートフォンを長時間視聴していることが原因という意見もあります。

パソコンを長時間使うデスクワークや、長時間の不良姿勢も問題視されています。

はりきゅう今泉治療院のストレートネックに対するハリ治療

はりきゅう今泉治療院では、ストレートネックによる各種症状に対して、ハリ治療で対応しています。

一般にストレートネックは「首・肩・背中上部などの上半身が原因」という意見が多いですが、はりきゅう今泉治療院では、股関節などの体の中心部分に原因があると考えています。

(ストレートネックの原因については、最後のセクションで解説)

よって、当院でストレートネックにハリ治療を行う場合は、股関節周囲を重視しています。

針灸治療の多くは、仰向け→うつ伏せの手順で施術することが多く、はりきゅう今泉治療院でストレートネックを施術する場合も、仰向け→うつ伏せの手順で行う場合が多いです。

なお、症状の種類や程度によっては、横向き寝などの姿勢で施術しますので、「痛くて仰向け(うつ伏せ)はムリ」という方も心配せずにご来院ください。

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8時30分~21時まで
(日曜19時まで・火曜休診)
フリーダイヤル0120-913-728
県外からは024-973-5048

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仰向け姿勢での施術内容

太もも前側の筋肉

仰向け施術で、ストレートネック改善のポイントは、太もも前側の大腿四頭筋です。

ストレートネックのツボ 太もも前側(大腿四頭筋) 大腿四頭筋の硬さを緩めて、股関節屈曲の悪影響を緩和する はりきゅう今泉治療院

大腿四頭筋が固まると、股関節屈曲(お尻側が凸の「く」の字)に働き、体を前かがみにして悪影響をもたらします。

その悪影響を緩和するために、大腿四頭筋をハリで軟らかくします。

胸の前の筋肉

胸の前の筋肉が硬いと、猫背を誘発して、ストレートネックにつながると指摘する専門家も多いですが、その点は当院も同じ考えです。猫背は、首が前に傾きストレートネックの原因になります。

ストレートネックのツボ 胸前側(大胸筋) 大胸筋の硬さを緩めて猫背の悪影響を緩和する はりきゅう今泉治療院

大胸筋が上腕骨に付着するあたりにハリを行い、猫背を改善して、ストレートネックへの負担を低減します。

首の前の筋肉

首の前の胸鎖乳突筋は、ストレートネックの人の場合、ほぼ全員硬くなっています。

ストレートネックのツボ 首の前(胸鎖乳突筋) 首の前のツボで、胸鎖乳突筋の硬さを取り除く はりきゅう今泉治療院

ハリに慣れてない方は、いきなりここにハリをされるのは、若干抵抗がある(ちょっと怖い)かもしれないので、はじめは低周波の電気でほぐすことが多いです。

上記3か所のほか、併発している症状に合わせて、各種のツボを使っていきます。

置針や針通電

はりきゅう今泉治療院では、仰向け姿勢でハリをした後、ハリを刺したままにする「置針」や、置針したハリに弱い電気を流す「針通電」を行って、10分間待ちます。

怖がりの人は「電気を流すなんて残酷な」と不安になるかもしれませんが、「なんか感じます」程度の人が多く、「これは気持ちいいですね」という感想もよく聞きます。

うつ伏せ姿勢での施術内容

重要な部位は股関節周囲

はりきゅう今泉治療院で、ストレートネック改善のために重視しているのは、股関節周囲の筋肉です。大殿筋、中殿筋、小殿筋、大腰筋が対象になります。

股関節は体を支える中心的な役割を担っています。股関節周りの筋肉が柔らかくなることで、姿勢や歩行が改善して、ストレートネックも改善しやすくなります。

大殿筋と中殿筋
ストレートネックのツボ 大殿筋と中殿筋 軽度のストレートネックから施術の対象になる筋肉 はりきゅう今泉治療院

大殿筋、中殿筋は、ストレートネックの方には必ず施術する部位です。

大腰筋と小殿筋

大腰筋と小殿筋は、根深い頑固なストレートネックに施術する部位です。頑固なストレートネックでは、大腰筋と小殿筋が根本原因である場合が多いです。

ストレートネックのツボ 大腰筋 頑固なストレートネックを改善するために必須 はりきゅう今泉治療院

なお、左側の大腰筋の図は前方から描かれていますが、ハリ治療は後方(腰側)から行います。

ストレートネックのツボ 小殿筋 股関節のインナーマッスルをゆるめて、頑固なストレートネックを改善 はりきゅう今泉治療院

股関節以外の施術部位

首の後

首の後側は、

  • 後頭部の頭蓋骨下縁あたりにある天柱や風池というツボ
  • 首の後ろから側面

これらのツボをよく使います。

ストレートネックのツボ 後頭部のツボ(天柱、風池) 首こりや眼精疲労にも関係する後頭部の小さな筋肉をゆるめる はりきゅう今泉治療院

後頭部の天柱や風池というツボは、首肩こり・眼精疲労などにも関わる後頭下筋群を刺激します。このツボにハリをした後は「視界が明るく広がった」「帰りは遠くの矢印信号がクッキリ見やすかった」など言われます。

ストレートネックのツボ 首の後~側面 首の動きにくさの原因となる筋肉をゆるめてストレートネックを改善 はりきゅう今泉治療院

首の後ろから側面の筋肉をほぐすと、首の動きが前後左右方向に動きやすくなります。

肩甲骨の筋肉

肩甲骨の筋肉は、腕を上げる・後ろへ回すなど、肩の動きに関わる筋肉です。肩甲骨の筋肉をハリで軟らかくすると、肩・腕が軽くなり動かしやすくなります。

胸椎から腰椎両わきの筋肉

ストレートネックは、首だけでなく、首の下につながる胸椎から腰椎(胸椎・腰椎=背骨)の左右にある筋肉もこり固まっていることが多いです。ここにもハリを行って筋肉の柔軟性を回復させます。

ハリの刺激方法

うつ伏せのハリも、仰向けと同じように置針や針通電を行い、10分後にハリをとります。

施術直後の変化

ハリをすべて取り除いた後、体の動きを確認します。

首を動かしてみて、

  • 施術前より動く範囲が広がっている
  • 施術前のツッパリ感がなくなったor軽減した

という効果が感じられます。

1回目であまり効果を感じられないケースもある

首の動きを確認した際に「ほとんど変わっていない」「まだ痛い(硬い)」という場合もあります。

1回目で満足な効果が出ない人は、症状の核心部分をもっと入念に施術する必要がある「頑固で根深いストレートネック」の可能性があります。

頑固で根深いストレートネックの人は、ある程度回数を要しますし、股関節の大腰筋や小殿筋などの深い筋肉へのアプローチが必要になります。

1回目の施術効果を踏まえて、2回目以降の施術を行っていきます。

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ストレートネックの原因

①よく言われる原因

ストレートネックの原因で、最近多く指摘されているのはスマートフォンです。「スマホ首」という呼び名もあります。

長時間スマートフォンを操作・視聴していると、顔が下向きのまま長時間過ごすことになります。頸椎の自然なカーブが伸びて、真っすぐになります。頭部の重さを首の筋肉で支え続けるため、筋肉が固まってしまいます。

硬い筋肉のせいで、頸椎が元の自然なカーブに戻りにくくなり、スマホを使っていないときでも常に真っすぐのままの頸椎となって、「ストレートネック」となります。

原因は、スマートフォンだけでなく、長時間のパソコン、長時間のデスクワーク、猫背や巻き肩などの不良姿勢も原因として指摘されています。

②はりきゅう今泉治療院が考える根本原因

①で書いたように、多くの専門家が指摘するストレートネックの原因は、「首・肩・背中など、上半身の上の方」です。

はりきゅう今泉治療院も上半身の上の方の原因を否定はしません。しかし、「根本原因は股関節にある」と分析しています。

簡単に説明することが難しいので、この先は「難しくても読んでみたい」という方はご覧ください。

なお、「根本原因は股関節」と書きましたが、「股関節の開脚」は関係ありません。多くの方が股関節と聞くと「開脚」を思い浮かべますが、ストレートネックに開脚は関係ありません。

前からぶつかられたとき、どのように姿勢を保つか?

ストレートネックには「無意識に転倒を防ぐ動き」が関係しています。

「前からぶつかられた時の姿勢を保つ動き」
↑分かりやすくするため、ちょっと極端な例でストレートネックの根本原因をご説明します。

まず、立っているときの「重心」の位置を確認します。

重心とは「重さの中心」です。人間が真っすぐ立っていれば、だいたいお臍の奥あたりが重心になります。

立っているときの重心は、お臍の奥あたり

重心から真下に直線を引くと、直線はつま先と踵の間のどこかを通ります。やや踵寄りを通る人が多いと思います。

重心から真下へ引いた線が、つま先より前に通ると前に転んでしまいます。踵より後ろを通ると後ろに転んでしまいます。

重心から真下に直線を引くと、直線はつま先と踵の間を通る

あなたは今立っています。前から急に何かがぶつかってきました。

体は後ろへ傾きつつあります。急速に重心が踵の方へ動いています。

前から急に何かがぶつかると、吸息に重心が踵の方へ動く

ここで股関節が働きます。

【前に凸の「く」の字】に股関節が動き、なんとか後ろへの転倒を回避できました。

股関節を前に凸の「く」の字に動かして転倒を回避

股関節の動き(前に凸の「く」の字)によって、腹・腰・お尻の重い部位を前方に残し、重心が後へ移動するのを防いで、後への転倒を回避することができました。

重い部位(腹・腰・お尻)を前に残して、重心が後ろに下がるのを防ぎ、転倒を回避
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ストレートネックの人は、股関節をスムーズに動かせない

実は、頑固なストレートネックの人は、上で見せた動きを上手に行うことができません。股関節を【前が凸の「く」の字】に動かすことが苦手なのです。

腰を反らす動きを行ってもらうと、股関節をあまり動すことができず、代わりに膝を曲げることが多いです。

股関節を前に凸の「く」の字に動かせないので、膝を曲げて転ばないように耐えようとする

膝を曲げることで後への転倒を防ごうとすると、

上半身が後へ移動し、後側が重くなってしまい、重心が後へ下がって転んでしまいます。

(※写真は分かりやすいように少し大げさな姿勢をとっているのですが、実際に転びそうになりました。)

頭・胸・背中が後ろの方へ下がって、重心が後ろへ下がってしまい、転倒を防げない

頭部を前に突き出して、後への転倒を防ぐ

【股関節を前に凸の「く」の字】の動きがスムーズに行えないので、困りました。後ろへ転びそうなときどうしたらよいのでしょうか?

頭部を前に突き出すと、重心が少し前にずれます。

踵から重心が離れて、少し後方へ倒れにくくなります。

頭部を前に突き出すと、体の重心がわずかに前へずれる。重心が踵から離れて後ろに転びにくい

股関節の動きが悪いため、「万が一後ろへ倒れそうな瞬間」は、安全に対処することができません。

あらかじめ頭部を前に突き出すことで、前もって安全側に回避しておく作戦です。

※「作戦」といっても、体が危険回避のため本能的に行う作戦です。本人は全く自覚していません。

これがストレートネックの根本原因です。

ゆるやかに湾曲する頸椎と、ストレートネック

各種専門家によるストレートネックの改善法・予防法は、ほとんどが「上半身のエクササイズ」や「上半身の姿勢の注意」です。

「ちょと首がこったかな」という軽いストレートネックなら、上半身のみで改善するかもしれませんが、「ストレートネックのせいで困っている」という重度のストレートネックの人は、上半身のみではなかなか改善しません。

はりきゅう今泉治療院では、股関節周囲の筋肉の機能に着目して、ストレートネックの施術を行っています。

「ストレートネックによる症状がなかなか良くならない」とお困りの方は、一度はりきゅう今泉治療院のハリ治療をお試しください。

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