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以前は、私も腰痛や坐骨神経痛でつらい症状に困っていた時期がありました。

一番古い記憶では、高校生のときバスケ部の練習中です。そのときの練習場所は、当時の郡山女子高（現郡山東高）の体育館でした。審判の研修会で、私たち高校生が審判の「練習台」となるために集まっていました。

練習開始から２０分ほど経過して、ボールを使った練習に差し掛かった時のことです。ダッシュして、細かいステップを踏みながら急激に止まる動きをした瞬間、腰にビリっと電気が走るような痛みが走りました。人生初のギックリ腰で、数日間練習に参加できませんでした。それから年に数回は腰痛を起して部活に参加できないということがありました。強い腰痛がないときも、筋トレで腹筋や背筋が満足にできなかったことを覚えています。

その後、大学では腰に負担のかかるボート部に入ってしまい（ボートが腰に悪いことを知りませんでした）、練習中に足のしびれを伴う腰痛を起こしました。ボートを上げる桟橋から２ｋｍ近く離れていたので、漕いで戻らなければなりません。激痛の走る腰をかばいながら、腕だけでオールを動かして戻るときの辛さを、昨日のことのように覚えています。

社会人になって３年目には、スノーボード中に今までで最悪の椎間板ヘルニアを発症しました。普通に起きていられなくなり、休みをとって１週間近く寝て過ごしました。この時は、職場の先輩が交代で、仕事帰りに立ち寄って、食材を届けてくれたことを覚えています。

若いうちにひどい腰痛を度々起こす人は、その後も「腰痛持ち」のまま度々腰痛を起こしますが、実は私の場合、今は腰痛も椎間板ヘルニアも起こしていません。後遺症も全くありません。
鍼灸で治したの？と思われるかもしれませんが、時々自分にハリを刺すものの、それで腰痛を根本的に治したつもりは一切ありません。

今振り返ってみると、ずっと続けてきた「ゆる体操」が良かったのだと思います。
腰痛改善の目的で始めたわけではなく、「優れたアスリートは、普段から体の使い方が優れていて、ゆる体操によって普通の人もその体の使い方を身に付けられる。すると、日常生活や仕事でも役立つ」と知り、おもしろいと感じて興味本位で試してきました。結果的に腰痛と椎間板ヘルニアの〝完全克服〟に至りました。

この経験は、今の鍼灸治療で患者さんの体の状態をみる際にも役立っていますし、セルフケアレッスンのメニューとして、自信をもって「ゆる体操」をご指導しています。今後も私の仕事や生活の色々な場面で役立ってくるのではないかと考えています。

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このように、私はセルフケアによってひどい腰痛と椎間板ヘルニアを克服しました。 皆さんも「○○の痛みで困っていたが、ハリで楽になった」「○○の症状でずっと辛かったが、鍼灸を始めて調子がいい」という経験をお持ちでしたら教えて頂けないでしょうか？