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鍼灸院でハリ治療を受けるときの服装は?着替えは?

針灸治療を受ける服装・着替え はりきゅう今泉治療院
89ima

この記事は、2023年11月17日に「鍼灸ノート」からこのページへ移動しました。

はじめての所へ行くときや、はじめてのお店を予約するとき、わからないことがあって不安なことが多いですよね。

とくにハリ治療は、多くの人にとって身近なものではないので、余計に不安でしょう。

はじめてハリを受けるときの不安は色々とありますが、ここでは「ハリ治療を受けるときの服装と着替え」について、ご説明します。

鍼灸(しんきゅう)治療を受けるときの着替えは、治療院によって異なります

施術の際、患者さんの服装は、だいたい次の3パターンです。

  1. 治療院側で用意した衣類に着替える
  2. 患者さん自身で衣類を持参して着替える
  3. そのままの服装で、薄着になったりまくったりする

「2.患者さん自身で衣類を持参して着替える」の場合は、初回予約の際に説明があると思います。

その際に、どのような衣類が適しているかの説明もありますので、それに従ってください。

また、初回は治療院側で用意した衣類に着替えてもらって、2回目以降は患者さん側で用意してもらうこともあります。細かい説明がない治療院は、どういう場合でも対応できるような用意をしているのでしょう。

治療院で用意する患者着とは?

これは、治療院側で用意する患者着の例です。

左側の上着は、背中側がマジックテープで開くようになっています。うつ伏せの時に背中側が施術しやすい作りになっているのが特徴です。右側のハーフパンツは、ウエストがゴムになっていて余裕があります。

上下ともフリーサイズで、大体メンズの3Lくらいの大きさがあります。写真で示したものは、上下別々のタイプですが、上下一体型のタイプもあります。

また、普通の半袖とハーフパンツに着替えて頂く治療院もあります。

ハリ治療では、冬でも丈の短い衣類に着替えるの?寒くない?

普通、冬は室内でも半袖短パンで過ごすことはありませんが、ハリ治療を受けるときは、季節に関係なく袖の短い衣類に着替えて頂くことが多いです。

「半袖短パンでは寒い・・・」と心配しなくて大丈夫です。

治療院では、患者さんが丈の短い衣類に着替えたり、治療の時にお腹や背中を露出することを前提に温度調節しています

体格の大きな患者さんの着替え

サイズについて、上で3Lくらいと書きましたが、治療院によって用意している衣類のサイズは異なります。

体格の大きな患者さんの場合、治療院で用意した衣類では対応できないかもしれません。

男性であれば、パンツ一丁になって頂いてもほとんど問題ありませんが、女性の患者さんには、そういうわけにはいきません。

女性で体格の大きな方(男性用の3L程度でも厳しい方)は、ご自分の体格にあった衣類を用意するのがベターだと思います。

初めてのハリ治療。自分で衣類を用意するときはどんなもの?

上記で書いた「2.患者さん自身で着替えを持参して着替える」の場合は、予約の際に、治療院側から用意して頂く衣類について説明があると思います。
上の写真で示したように半袖とハーフパンツであれば、治療に支障ありません。

注意していただきたいのは、伸びにくい素材や、タイトなものをなるべく避けて頂いたほうがありがたいです。鍼や灸を行う際に必要な部位をオープンにできないかもしれません。
適しているのは、伸縮性のあるものや、極端な話、古くてヨレヨレのものです。

ほとんどの鍼灸院は「具合が悪いときに寝巻きでも来れる所」というような考えですので、古くてヨレヨレでも全く恥ずかしがらなくて大丈夫です。
施術する側としては、まくりあげた時に裾が伸びたりする心配が無くて、むしろありがたいです。

ハリ治療で着替えるタイミングはいつ?

治療前に着替える必要がある場合、着替えるタイミングも治療院によって異なります。

来院してすぐに更衣室で着替えて頂くところもあれば、治療を始める直前にベッドサイドで着替えるところもあります。それについても案内がありますので、従って下さい。

また、着替える場所は、カーテンやパーテーションで仕切られますので、ご安心下さい。

鍼灸治療を受けるとき、女性のインナーについて

重要!背中やお腹を出せないインナーはNG|ボディースーツなど

ハリ治療では、どんな症状でもお腹や背中のツボを使うことが多いです。
ボディースーツはお腹や背中を出せません。

ハリ治療受けるときは、ボディースーツを身につけないでください

上半身のインナーは、普通のブラジャーが最も治療しやすい

うつ伏せの治療のとき、女性患者さんの場合、患者衣やTシャツの中に身に着けているのは、普通のブラジャー(背中が紐状に細いタイプ)が治療しやすいです。

カップ付きタンクトップやナイトブラ・スポブラのようなものは、背中の肩甲骨の間(下の図のような場所)が覆われています。ここへハリやお灸を行えないことがあります。

患者衣やTシャツに着替える際は、タンクトップの上に重ねないほうが治療しやすい

また、ブラジャー+タンクトップ+Tシャツは、背中の施術が若干行いにくいです。タンクトップは脱いで、ブラジャー+Tシャツの方が背中にハリを行うのが楽ですし、ハリがしっかり行えて背中のコリもよくほぐれます。

このページでは、ハリ治療を受けるときの服装・着替えについて、ご説明しました。

引き続き、針灸について知りたい方は、下記の記事がおすすめです。

編集履歴
2024年5月27日 画像と文章を修正

この記事を書いた人
今泉洋平
今泉洋平
はりきゅう今泉治療院 院長
1979年生れ。腰痛と椎間板ヘルニアをセルフケアで克服した経験を持っています。秋田大学工学資源学部卒業後、国際メディカルテクノロジー専門学校で鍼灸師の国家資格を取得、2009年はりきゅう今泉治療院を開業しました。患者さんのプライバシーを守りながら、痛みの少ないやさしい鍼灸治療を提供し、疲労・姿勢・老化への独自のアプローチでハリの効果を高めています。また、鍼灸妊活セミナーや美容鍼体験ワークショップなど、鍼治療の普及活動にも積極的に取り組んでいます。
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